埋めたり干したり、浮かべたり


もし地球上の陸地をすべて埋め立てに使うとして、果たして
海洋はすべて埋まるものだろうか。結論から言うと、Noだ。
海洋の深さの平均は3800m程度で、陸地の平均標高は800m程度である。

つまり海洋全部埋めたてするには地球以外から物質持ってくる必要が
あるってことになる。
海面蒸発させたほうが早いかもしれんけどね。

…約40億年前くらいに本当に起こった出来事だってのが怖いな。
いわゆるジャイアントインパクトで海洋はすべて蒸発し、地球から
海というものが消滅してしまった。

干拓っていう方法もあるわな。
オランダなんか全土の1/4ぐらいが干拓地だったっけ?
考えてみたら相当の広さだな。条件が整ってないとできないだろうけど。
オランダの干拓の歴史も相当古い。

対して埋め立てってのも結構歴史あるようだ。
古代ローマのころにはもう埋立やってたようだ。
イタリアのMonte Testaccioのあたりとか紀元4世紀には埋め立てやってたらしい。
それ以前にやってたかもしれないが…詳しい人情報お願いします。

そらま、確かに天然の埋立地である河口付近なんかは確かに文明発達しやすい
わけで、人口も急増、あげくに人が住めるとこがなくなりましたって。
人間増えすぎっていうか、急斜面には住みにくいわな。

日本だって東京なんてまさに埋立地だらけだ。
昔の東京、いや江戸といったほうがいいだろうな。
1600年ごろの江戸の海岸線と現在の海岸線…埋立地…すごく…大きいです…

徳川家康が埋め立てを始めたころ、神田山を切り崩してできたのが京橋、新橋
日本橋…ってあのあたりかよ。
で深川、猟師町、永代島、品川あたりが順々に埋め立てられる。

明治になっても埋め立ては続く。
月島やら晴海、東雲、豊洲…このあたりは明治以降だな。
戦時中に始まったのが江東区南砂町、いわゆる「夢の島」の埋め立てである。

江戸〜戦後までの埋め立ては基本的に土地の確保が目的だったが、
江戸時代からしつこく世界最大都市だった東京のゴミ問題の解決のために
使われるようになった。
最初は夢の島は飛行場目的だったんだな…

それにしても埋立地ってのは、やっぱり天然の土地に比べりゃいろいろ
難しい面もあるよな。そりゃ人間が土地をつくろうってんだから。

埋立地から発生するガス(メタンガス)とかが問題になっているが、
オランダとかブラジルでは発電に使ったりするらしい。ある意味エコ?
海洋環境も破壊しないように気をつけないとな。

もうひとつ問題がある。地震のときに発生する液状化現象である。
埋立地ってのは結構土砂のかみ合いに隙間があり、そこに水が存在して
水圧でバランス保ってたりするのだが、地震によってこのバランスが崩れると
泥水が噴出することになる。

阪神大震災のときのポートアイランドとかがそういう感じで大変だったようだ。
関東に震災が発生した場合も結構やばそうである。

構造的な問題で埋立地は地盤沈下もしやすい。
関西国際空港なんかも地盤沈下が問題になっている。でも日本に土地はない…

…存外メガフロートとかのような浮いてる奴のほうがいろいろいいかもしれない。
あ、でも中に水が入ったら大変…発泡スチロールでも入れときゃいいか?
メリット多数あるけど、政治的な問題で採用されない部分あるらしい。

しかし、メガフロートの下の海ってどうなるんだろ?
一定期間ごとに移動するメガフロートなんて面白いかも…あ!
…ムー大陸自体がメガフロートだったら…うわぁ…妄想しすぎ…

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